Studio Stick とは?

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Studio Stickは、
小笠原森(美術家)と森重裕子(布作家)が、
ほぼ全てを自分たちで大改装し完成させた、スタジオ・住居・ギャラリー(ショップ)です。
2009年8月22日にオープンさせました。

Studio Stickは、3つの顔を持ったスペースです。
1つ目は、自分たちの制作の場として使用するスタジオスペース。
2つ目は、自分たちの住居スペース。
そして3つ目は、自分たちを含む作家を紹介するギャラリースペースです。

都心部から少し離れ、まだ色濃く緑の多く残るこの地に築25年の中古住宅を購入し、
改装に取りかかりました。

バールを片手に、屋内全ての壁・天井・床等を破壊したのち、
内外全てのスペースを新たな顔として生まれ変わらせる作業を、約半年間続けました。

完成するまでの奮闘の様子は、ほぼリアルタイムでブログ発信して参りました。
興味ある方は是非ご高覧ください。大改装ブログへ

半年の間に強く感じたことは、気持ちの良い挨拶や「何してるんですか?」等の何気ない質問他、
人との関わりが自然に且つ多く持てるということでした。
当たり前にみえるこのようなやり取りは、時にとても穏やかな気持ちにさせてくれます。

そういう理由からか、この周辺にはものづくりが好きな人や、いわゆる作家と呼ばれる人が多くいます。
活動をしていると、気にかけてくれる人々が多くいるのです。
地に根をはった作家活動をしていきたい私たちにとって、それは重要な要素でした。

ものづくりの現場として「Studio Stick」は考えます。
「もの」が情報を基にした知識により軽視される傾向にある昨今、
「何故かずっと見ていたい」あるいは「何故かとても惹かれる」というような、直感的な感覚を大切にしたい。
「表現者」と「もの」と「受け手」がしっかりとそこに存在する、当たり前の素敵な現象から始まり、
人がつながってゆく楽しさを提案していきたいと思っています。

お会いできること、つながっていけることを楽しみにしております。


追記:
2012年に子供が生まれました。毎日があっという間に過ぎていきます。
無理をすると身体が壊れるようになってきたので、ゆっくりペースで運営しています。
でもここをオープンした時の気持ちは変わっていません。

何事も楽しんでできることが大事だと思うので、その気持ちを共有できたら幸いです。

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